女子中学生の小さな大発見

女子中学生の小さな大発見 (新潮文庫)

女子中学生の小さな大発見 (新潮文庫)

NHK番組「爆問学問」で「イグノーベル賞」の回を見ていた。
中でも、公園に立ってる銅像にハトが寄り付かないのを見て不思議に思い、銅像に使われている銅の成分を調べて、
鳥を寄せ付けない銅板を発明した人の話が面白かった。

公園の銅像にハトが寄り付かないことに気づく人なんて、あんまりいないし、気づいても、「ふーん」くらいで
終わって、それっきり忘れてしまうことがほとんどだろう。

銅像の成分まで調べようなんて考える人はまずいないんじゃないのだろうか?

「女子中学生の小さな大発見」はある中学校の女子生徒の理科のレポート集。

レポートといっても、長さはツイッターのツイートくらい。

たとえば、

Nさんはカタツムリのカラを取ったらナメクジになるか調べようとしましたが、
どうしても取れませんでした。
               「女子中学生の小さな大発見」より

といった具合だ。

「これが理科のレポートか?」と思えるようなのもあれば、思わず、「へー」と感心するような
ものもあって、面白い。

一見、くだらないように思えることでも、疑問を持っていろいろ調べてみると意外な事実がわかったり
するのかもしれない、と、この本を読んでて思った。