考えない練習

考えない練習

考えない練習

目次

第1章 思考という病 考えることで、人は「無知」になる
第2章 体と心の操り方 イライラや不安をなくす練習

  1. 話す
  2. 聞く
  3. 見る
  4. 書く/読む
  5. 食べる
  6. 捨てる
  7. 触れる
  8. 育てる

第3章 対談 池谷裕二×小池龍之介

著者の小池龍之介という人は僧侶で、けっこう有名な人らしい。
この本の中での「考えない」というのは、「余計なことを考えない」=「煩悩」を
もたないようにしよう、ということだと思う。

私たちは常に、目や耳、鼻、舌、身体そして意識を通じて、さまざまな情報を
受け取っています。そうした刺激に反応する、心の衝動エネルギーのうち、大
きなものが「心の三つの毒」であるところの「欲」「怒り」「迷い」です。

脳というのは常に刺激を求めていて、この「心の三つの毒」を刺激ととらえてしまう
らしい。だから、ネガティブな考えが頭から離れなかったりする。
電車の中で他の人が音楽を聞いてるときの「シャカシャカ音」が一度気になりだすと
ずっと気になってしまうのも、脳が刺激となるものを求めるからだという。

で、刺激にとらわれた脳は、外部からの情報も、本来考えないといけないことも受け
付けなくなってしまう。

じゃあ、どうしたらいいのか。

入ってくる情報は情報として、脳で考えないでスルーするようにしよう。
それが、「考えない練習」ということ。

むずかしいけどね。