考えない練習
- 作者: 小池龍之介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 単行本
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目次
第1章 思考という病 考えることで、人は「無知」になる
第2章 体と心の操り方 イライラや不安をなくす練習
- 話す
- 聞く
- 見る
- 書く/読む
- 食べる
- 捨てる
- 触れる
- 育てる
著者の小池龍之介という人は僧侶で、けっこう有名な人らしい。
この本の中での「考えない」というのは、「余計なことを考えない」=「煩悩」を
もたないようにしよう、ということだと思う。
私たちは常に、目や耳、鼻、舌、身体そして意識を通じて、さまざまな情報を
受け取っています。そうした刺激に反応する、心の衝動エネルギーのうち、大
きなものが「心の三つの毒」であるところの「欲」「怒り」「迷い」です。
脳というのは常に刺激を求めていて、この「心の三つの毒」を刺激ととらえてしまう
らしい。だから、ネガティブな考えが頭から離れなかったりする。
電車の中で他の人が音楽を聞いてるときの「シャカシャカ音」が一度気になりだすと
ずっと気になってしまうのも、脳が刺激となるものを求めるからだという。
で、刺激にとらわれた脳は、外部からの情報も、本来考えないといけないことも受け
付けなくなってしまう。
じゃあ、どうしたらいいのか。
入ってくる情報は情報として、脳で考えないでスルーするようにしよう。
それが、「考えない練習」ということ。
むずかしいけどね。